ただいま人生の19時

残りの人生は好きなことしかせえへんで!

一番古い記憶

「ガッ!!!!!!」

今日はお弁当をお母さんが用意してくれてなかったから、朝幼稚園に着いたら昼ごはんのパンを頼む注文書を先生に渡さなあかんかったのに忘れてた。他のみんなはテーブルにお弁当を広げだしてるし、パンを頼んだ子たちは先生のところに並びにいってる。私のカバンの中には注文を書いた紙とお金が入った袋。

 

どうしよう。

どうしたらええねん。

泣く?泣いて先生になんとかしてもらう?

 

この失敗を隠蔽するにはどうしたらええか、ちっちゃい頭で高速で考えた。

そや!このお金を持って幼稚園の近くのパン屋に行ったらええやん。うまいこと言うてパンを買ってきて知らん顔して食べといたら誰にもわからへんやん!

思うと同時にお金の入った袋を持って門に走ったはええけど出たところで先生に捕まってしまった。まあ当たり前やけど。

この出来事が私の一番古い記憶であるが、これ以降の人生で幾度となくこの何か大事なことを忘れて焦る「ガッ!!!!!!」が登場することになるのである。

何回も何回も確認しているのに忘れるとか結構日常茶飯事にあると言うことはなんらかの発達障害なのではないかと思っているのであるがもう残り少ない人生やからあんまり迷惑かけんように生きていくしかないなあとの所存である。

こんなことはずーっと覚えてんのにな。